OTHER

#1 教習初日は歓迎の大豪雨... 大学生がバイク免許取得に挑戦【MT普通二輪】

迎えた教習初日。第1段階は全部技能教習である。この日は午前中の2時限連続で、とんでもない豪雨の歓迎を受けた。

胸部プロテクターの上にレインコートを着用し、その上から膝・脛のプロテクター、肘・腕のプロテクターを装着。ヘルメットは教習所のものを借り、グローブは軍手で良いと言われていたので、自宅から持参。

1時限目

今回は指導員1人に対して私ともう一人同じ年齢くらいの女性の2人だった。ちなみに女性の方はヘルメットを購入していた(彼氏のバイクに乗っているようだ)。

まずは引き起こしの練習。バイクが想像以上に重く、久しぶりに相当な力を入れて踏ん張った。2回ほどで起こせるようになったが、400cc以上になるときついと感じるほどだった。

一方、女性は1回で難なく起こせていた。力も必要だが、体勢や力の入れどころにコツがあるようだ。

その後は各種機器やしくみの説明。私の車免許はAT限定なので、MTのギアチェンジが複雑なのはさることながら、ブレーキが前輪、後輪とも右側にあることが少しややこしかった。また、ウインカーも車と仕組みが違うので慣れが必要だと感じる。

その後、センタースタンドを立てた状態で実際に跨り、運転姿勢やグリップの握り方、エンジンの掛け方、ギアの変え方、ブレーキの掛け方などを教わる。

何より難しかったのは、アクセルの回し具合だ。そ〜っと回してもほぼ反応しないので、ある程度ぐいっと回すと一気に「ブゥぉ〜〜〜〜」と音がなり、素人でもわかるほど回しすぎてしまうのだ。

バイクの発進には、アクセルをある程度一定に保つ必要があるので、しばらくはその練習や、クラッチ、ブレーキの遊びの感覚を掴む練習。

女性は習得が早かったので、先にコースで実際に走り始め、その後私もコースへ移動した。

実際に走り始めると、自然と視線が手元を見ていたり、いつの間にかブレーキに指をかけていたりという点を指摘された。

バイクに乗るのも触るのも全くの初めてで、怖さと緊張から、背中や腕が硬直していたり、ニーグリップが弱かったり、肩が上がっていたり、、、

やってみると意外と難しいものである。

そしてついにその時は来た。

カーブを曲がる際に、対向から例の女性のバイクがやってきて、まだ下手くそな私はカーブで膨らみがちで、「やばい!ぶつかりそう!」と感じ、あろうことかカーブ途中で前輪ブレーキをかけてしまった。ほぼ無意識的だった。

もちろんバイクはバランスを崩して転倒。私もコース外の芝生へ放り出された。幸いにも足は挟まれず、うつ伏せで両手で着地できたので大事なかった(ちなみにこの前に女性も一度転倒していた)。

バイクを引き起こし(さっそく役立ち、今回は1回で起こせた)、指導員がエンジンの確認をしつつ、カーブでのコツを教えてくれる。

それによれば、自分が進む先を見ておくことが重要だといい、それでバランスが取れるという。

その後はそれを意識し、転倒することはなくなった。

2限目

ある程度走れるようになったところで、ギアチェンジの練習に移った。

1速→2速は走り始めて安定したら入れてしまおうとのこと。直線はスピードを上げて3速に入れ、カーブ前で減速し、2速でカーブを曲がる、という操作を周回しながら繰り返す。

初めはややこしすぎて頭がいっぱいだったが、数回すると操作は理解できるようになった。

指導員からは「重心移動をもっとできるようになれば良い」と言われた。つまり、カーブでハンドル操作が主になっているので、徐々にニーグリップで車体を傾けれられるようになろうということだ。

途中から、ギアチェンジとアクセルを戻すタイミングがばたついてきて、ギアチェンジ時に”よくない音”(ガコンッ、とかバコンッとか)がするようになった。

ここで指導員が一言。「アクセルを戻す→クラッチ握る、を分けてみよう」。

最初はほぼ同時くらいのタイミング(”戻す握る”)だと言っていたが、落ちついてやれということだ。

その後は"よくない音"が聞こえることはなく、スムーズにギアチェンジできるようになった。

しかし、ギアチェンジしすぎて、足や手や腕が痛くなってきて、少々辛かった。

総括として、アクセルとブレーキのメリハリができるようになればもっと良いと言われたが、ブレーキやクラッチに指をかけたままにしてしまう癖は早めに治そうとの指摘も受けた。

教習終了

かくして、人生初のバイク教習は無事に終了した。もちろん靴やズボンはずぶ濡れだ。

私の感想としては、想像以上に操作やバランスが難しいが、慣れれば楽しいのかなという感じだ。

正直、今の時点では実際に乗るとなればスクーターで良いかもな(MTややこしい...)、と思い始めている(笑)。

とはいえ、良い経験になりそうだ。

果たして、今後どうなることやら。

(#2に続く)

  • この記事を書いた人

Mokkun

ここでは、動画で詳しく触れていない内容を中心にお届け。補足的にご覧ください。ぜひチャンネル登録お願いします!

-OTHER