前回、豪雨のバイク教習デビューから1週間。2日目の始まりだ。本日はジメっとした快晴である。
3限目
この時間は一本橋の練習をするという。
とはいえ、まずは慣らし的に周回。自然と前回の復習として加速、ギアチェンジ、減速、ギアチェンジを行う。
発進すると、こんな感じだったな〜と思い出しつつ、いまだに恐怖感・緊張感は否めない。
ギアチェンジに関しては、スムーズにできていると褒められた。
いよいよ一本橋。まずは指導員の手本を見る。
ギアは1速のまま、エンジンブレーキとハンドルでバランスをとり、後輪ブレーキで時間を稼ぐのだという。
一本橋は脱輪せず、7秒以上かけて渡りきらなければならないらしい。そもそも脱輪しないことが大変だとウワサに聞いていたので一気に不安になる。
とりあえずやってみる。
慎重に発進し、一本橋に乗った!
と思った途端バランスを崩して脱輪。なんとか転倒せずにそのまま進めたが、自然と「むずいやろ」と独り言。
指導員曰く、ニーグリップと目線を下げないことがコツだという。
その後数回落ちていたが、いつからかしれっと渡りきることができるようになった。
もちろん、タイムも満たしている。
不思議なもので一度できると余裕が生まれ、「意外といけるやん」状態に。
個人的に大切だと思ったのは、発進前の停止位置だ。
一本橋に真っ直ぐ向かって止まると、発進で多少ふらついても乗ることができた。
最後に、プチ急制動てきなものをやった。
20kmくらいまで加速し、目標位置までにブレーキで止まる練習だ。このような場合、非常的に止まるのでギアチェンジはせず、ブレーキとクラッチで良いのだという。
数回繰り返したが、難なくこなしこの時間は終了。案外いけるかもしれない。
4限目
この時間はスラロームと8の字をやるという。
8の字は読んで字の如く、8の字に進むものだ。
ギアは2速、コツはカーブの先を見ること。速いと思ったら後輪ブレーキをかけるよう言われ、早速実践。
正直2速は速く、曲がり切れるのか若干心配だったが、言われた通り後輪ブレーキを活用しながら、目線にも気をつけてクリア。
その後もミスなくできたが、意外と集中しないと危うい場面はあった。
問題はスラロームだった。
カラーコーンを避けながらうねうねと進んでいく、いかにもバイクといった感じの技術だ。
やり方は、曲がる時に下半身で車体を傾け、その車体を起こすために少しアクセルを捻る...の繰り返し。
やってみると、角度をつけきれずにコーンのスレスレを進んだり、アクセルが強すぎて進みすぎたり...
今日の中で一番難しかった。
途中で、アクセルのタイミングが遅いから「進むため」のアクセルになっていると指摘された。また、目線も避けるコーンを見ているので、次のコーンを見据えておくようにとのこと。
アクセルのタイミングは前輪がコーンの直線上に差し掛かった時だという。
アドバイスを受けて、再挑戦。
すると、なんということでしょう。自分でもわかるくらい「それっぽく」なっているではありませんか。
アクセル量も感覚が掴めてきて、最終的にはサマになっているのではないかと思うほどだ。
残りの時間は一本橋、8の字、スラロームをひたすら繰り返し練習して終了。
少し楽しくなってきたように思いたいが、相変わらず自分の知らない筋肉が悲鳴をあげている。
差し入れにキンキンの三ツ矢サイダーと賞味期限ギリギリのビスコをもらって帰った。
(#3に続く)